ガンの正体は腫瘍など局所的なものではなく、患者自身の細胞がガン化してしまう原因は、全身の代謝障害であると考えたゲルソン博士は、その経験をもとに独自の 食事療法を確立しました。当時は科学的な根拠が不明確であったため、医学界には受け入れられず異端視された『ゲルソン療法』ですが、 現在ではその根拠が徐々に解明されつつあります。
かのシュヴァイツァ博士をして 「ゲルソンの医療に医学史上、最も傑出した一人の天才を見る」と言わしめ、また「ゲルソンの治療によって治癒した人々が、彼の考えの正しさを証明するだろう」 と予言させました。
ゲルソン療法は食事療法です。
ガンを助長する食品を一切排除し、自然な食物の様々な栄養素をバランスよく摂取することによって人間が本来持っている自然治癒力を高め、 病気を治そうとするものです。
特に目立った特徴としては次の4点が挙げられます。
正常な細胞内にはカリウム、細胞膜の外にナトリウムが配置され水の受け渡しを行っています。ところがガン細胞内には本来入るはずのないナトリウムが大量に入り込み『浮腫』状態になっています。 細胞内からナトリウムを排出するため、食物中のナトリウムを極力減らし、カリウムを多く摂取します。
ゲルソン療法ではLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の原料となるほとんどの油脂が、禁止されています。唯一許可されている油脂は、αリノレン酸(n-3系多価不飽和脂肪酸)です。
タンパク質は多すぎても少なすぎても免疫力を低下させます。脂質との絡みもあり、動物性食品は原則として禁止されています。
植物に含まれるビタミン、ミネラル、酵素、ファイトケミカルを摂取するため、大量の野菜 ジュース(ニンジンとリンゴのジュース、青菜とリンゴのジュースなど)を飲用します。
以上が「ゲルソン療法」の概略ですが、更に詳しく内容をお知りになりたい方は療法の講演会への参加または、出版物をお読みになる事をお勧めします。ご参考までに現在発売されている書籍をご紹介いたします。